ロールシャッハテストB

まさみの18禁オリジナルBL小説ブログ。

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影執事マルクの手違い(手島史詞)



マルク・マルドゥーク。
ヴァレンシュタイン家の若き執事にして物腰丁寧な好青年。愛嬌ある丸メガネ、常に涼やかな笑みを絶やさず客人をもてなしお嬢様に紅茶を運ぶそんな彼の正体は……エルミナ暗殺が目的で差し向けられた異能の契約者だった!!
「―って、そんな私がなんで呑気に紅茶なんて運んでるんです!?」
マルクとお屋敷の愉快な仲間たちが織り成すコミカルバトラーファンタジー。

前からイラストに惹かれてたんですが買ってみたら面白かった!キャラも全員立ってます。
苦労性で守銭奴、ツイてない事三流芸人の如しなマルク。「黒衣」の異名で恐れられる最強の暗殺者だったのにあっさり返り討ちに遭い執事に採用。苦労多き人生で培った順応性の高さと技術を生かしてあっというまに環境に馴染みてきぱきと仕事をこなしていく。
高価な壷を手入れすれば売り払いたい誘惑にぐらつき酒蔵を覗けばこれまた売り払いたい衝動に駆られてと、金銭に対し異常な執念を燃やす彼が「こんなはずじゃなかったのに……!」と内心歯噛みしつつ、エルミナや屋敷の使用人たちと絆を深めていく描写が素敵。
アメリカ西部開拓時代がモデルの世界観でキャラの服装や小物などもレトロ。インディアンに該当する先住民も登場します。屋敷の使用人も個性的。ドジで明るく気立てのよい侍女のアイシャ、ふにゃりとした笑顔が食えない年齢不詳の家令ドミニク、そしてちょっとした仕種やなにげない一言が萌えの弾丸をハートに撃ち込んでくるクーデレお嬢様エルミナ。
無口無愛想無表情、滅多に感情を表さない彼女が自分が淹れた紅茶を飲んだ時だけほっと表情を緩ませる様に、本来の目的も忘れときめきを隠せないマルク。二人の距離感がとてもいい!主従もの好きにはたまりません。
基本的に悪人が存在せず死人もでないので読後感がいい。
契約者とは裏世界でのみ知られる存在、なんらかの欠落を抱えた者が成るもの。
その為屋敷の住人は多かれ少なかれ人間不信になるような体験をしてるのですが、それらトラウマを抱え一度は道を踏み外した者たちがエルミナやマルクに手を差し伸べられ、安らげる居場所を見い出していく過程がぐっとくる。
シリーズが進むにつれ屋敷の仲間が増えて周囲が賑やかになっていきます。
物語中に登場する「契約者」とは、自分の命という貨幣の中から対価を支払って精霊と契約した者たちなのですが、この設定も面白い。
個人的なお気に入りは「影執事マルクの迎撃」から登場する宣教師ヨハエル。
性別問わず振り向かせてしまう美形のくせに、能力の対価に喜怒哀楽の喜と楽を支払ってしまったため、悲観主義の塊のようになってしまった泣き虫鬱病神父。
「影執事マルクでの天敵」での変貌ぶりにはおったまげると思います。グレリオも可愛いんだよな……腹黒ショタと見せかけた隠れ健気なんて反則だぜおい……宣教師組大好きです!
マルクとエルミナ(+カナメ)の恋の行方も気になるのですが、アルバとセリアのアダルティーカップル(と呼んでいいのか?)がこれからどうなるのか大変ドキドキするので、ふたりが主役の短編なんか読めるととても嬉しいです。マルクまわりはもうおなかいっぱいだからさ……好きだけど!
マルクがハーレムだったりカナメが男女問わず愛されまくりだったりで一部キャラに矢印が集中してるのですが、個人的にはグレリオ×アイシャやオウマ×カナメを推したい。というかヨハエルにエルミナと契約してほしい。いいキャラしてるのにこのままフェードアウトは不憫すぎ……哀しくて胸が張り裂けそうだ……!

一緒に読みたい本

コミック一巻絶賛発売中!こっちから入る手もあり。
試し読みもできます!

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読んだ本感想 | コメント(-) | 20021110181527 | 編集
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