ロールシャッハテストB

まさみの18禁オリジナルBL小説ブログ。

最近のトラックバック
ブロとも申請フォーム
スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

関連記事 [スポンサー広告]
スポンサー広告 | コメント(-) | ------------ | 編集
バーバ・ヤガー(きづきあきら+サトウナンキ)



 人間は人間じゃなくなる
 弱い奴も強い奴も
 どんな人でも

 ……お姉さん
 あたしも? 
 あたしもなの……?


バーバ・ヤガーとはロシア民話に出てくる森の魔女の事。
棲家の森に迷い込んだのがいい子なら気まぐれに助け導くこともあるが、悪い子ならばとって食ってしまう醜い老婆。

四年前、子ども会が行ったキャンプの下山中に一人の少女が失踪した。
豊田乃亜(トヨタノア)。
わがままで気分屋で同性から嫌われていた女の子。
乃亜の失踪と前後して森で迷子になった小学生・犬丸ほのかはこう証言する。
「山姥を見た」
駆け落ちとも囁かれた彼女の行方は杳として知れず、山姥を見たと頑なに主張する犬丸ほのかは嘘吐きと決め付けられ、この事件がきっかけで子ども会の毎年恒例キャンプは中止になった。
四年後、同窓会で思い出のキャンプ地に集った面々は、ほのかが目撃した山姥の正体が失踪した乃亜ではないかと疑い始めるが……
 
美少女と欝とエロとグロと言えば誰を思い浮かべますか?
桜庭一樹・鬼頭莫宏・タカハシマコ、そこにきづきあきらをくわえ四天王と呼びたい(私の中で)。
きづきあきらはざくっと太めの描線と目力のある女の子が印象的ですが、自意識過剰で痛いオタクばかりが集う高校の漫研が舞台の「ヨイコノミライ」で欝作家として不動の地位を確立した人でもあります。
本作「バーバ・ヤガー」も欝系統に属する作品。
四ヶ月に一回という変則的なスケジュールで掲載されてるらしく、正直一巻を読んだ感想は謎多すぎて意味不明、消化不良の感が残るのですが、欝な雰囲気は十分すぎるほど伝わってきます……
そして女の子が可愛い。みんなむちむちしてる。むちむちぷりんたまごぜめ。乳も唇も腿も全体のラインも肉感的でそこはかとなくエロス。
そして百合。そこはかとなく退廃百合。
嘘吐き呼ばわりされた自分を唯一庇い信じてくれた溝呂木にむける犬丸の盲目的な愛情と献身はもはや狂気の域。
盗聴・尾行・ゴミ漁りが日課のとんでもないヤンデレで普通に引きます、どん引きです。怖いよ犬丸。でももっと怖いのは大気だよ。というか登場人物全員本心がわからなくて怖すぎる……既に疑心暗鬼で人間関係破綻の予兆むんむんです。

物語は過去回想と現在パートが交錯して進む。
四年前のキャンプで何があったのか?
視点人物によって真実はがらりと様相を変える。

小学生のほのかは森の奥で本当は何を見たのか、いじめられっ子だったアッコが離れの山小屋で目撃した子ども会の指導員「おにいさん」の凄惨な本性、「おにいさん」と「おねえさん」の歪んだ関係、大気と凌駕が共有する秘密とは……

そして四年後、森の奥に消えた魔女が再来し再び起きる残虐な事件。
読後感は「ミスミソウ」に近いです。 
登場人物がほぼ全員普通じゃない、イッちゃってる、狂気を抱えてる。
一見頼れる常識人な大気が実は一番アレだし、溝呂木も溝呂木で高校生が古い一軒家に一人暮らししてる理由を穿っちゃうし、凌駕はすぐ暴力的に暴発するし……
ヤンデレ犬丸は言うに及ばず、一番マトモなアッコは一巻のラストで衝撃的な目に遭うし…… 
サイコホラー分類なのかこれは?

四年前失踪した豊田乃亜は本当に魔女だったのか?
彼女が人を狂わせたのか?
現在の事件は乃亜の復讐なのか?

二巻以降、点が線に繋がり始め炙りだされるおぞましい真相が気になります。
月並みだけど魔女よりお化けより人間が一番怖いよねって話になりそうな予感。

きづきあきらは眼鏡男子率高いので眼鏡男子スキーで欝耐性ある女性読者にもおすすめ。

関連記事 [読んだ本感想]
読んだ本感想 | コメント(-) | 20021006090000 | 編集
ブログ内検索
     © 2017 ロールシャッハテストB  Designed by 意地天
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。